4月5日付の朝日新聞・be on Saturdayで取り上げていた読者ランキング(be Ranking !!)のテーマは「息抜きに何をしますか」(回答者2548人。複数回答あり)
第1位は「コーヒーやお茶を飲む」(1870票)、第2位は「テレビを見る」(1356票)、第3位は「散歩する」(1037票)、第4位は「本や雑誌、漫画を読む」(1003票)、第5位は「睡眠をとる、昼寝する」(936票)だった。
筆者にとって土曜日に職場近くのお気に入りのスターバックスで本を読むのが至福のひと時であり、何よりの息抜きである。これだけで第1位と第4位の息抜きを行っていることになる。いやいや、それだけではない。スマホに保存しているお気に入りの楽曲をイヤホンで聴きながら、本を読んでいる。読書に飽きたらスマホでネットを見るし、目が疲れたら、ぼけーっとして、知らぬ間に寝ていることもある。お腹が空いたら、コーヒーをおかわりしてクッキーなどのデザートをつまむこともある。つまり、スターバックスで本を読むことで、第7位の「音楽を聴く」(858票)、第18位の「ネットサーフィンする」(404票)、第14位の「何もしないでぼけーっとする」(492票)、第5位の「睡眠をとる、昼寝する」(936票)、第9位の「おやつをつまむ」(820票)など8つの息抜きを無意識に実践しているのだ。
読者ランキングには、この他にも、第8位の「クイズやパズルを解く」(850票)、第10位の「お酒、アルコールを飲む」(730票)、第12位の「適度な運動をする」(624票)、第13位の「入浴する」(577票)など、なるほどと思う息抜き方法があがっていた。番外編として面白かったのは、「夫は息抜きにとドライブに誘ってくれる。定年後、毎日お家にいるあなたが一人でお出かけしてくれる方が私の息抜きになるのよ!」という東京都在住の女性(68歳)の答え。思わず頬が緩む。
この年齢の女性にとって、夫の存在はストレスであり、中には夫源病(夫の言動が原因でストレスが溜まり、妻の心身に不調をきたすこと)を患う主婦もいる。筆者の妻も、夕食後、筆者に早く自分の部屋へ引き上げてほしいようなことを言う。筆者がいつまでもグスグスと食卓に居続けると、好きなテレビも楽しめないらしい。
しかし、それは夫にとっても同じこと。コーヒーを飲みながら本を読むことは家にいてもできる。しかし、家にいると、四六時中、妻のから小言を聞かされてストレスが溜まる。だから、筆者は、仕事が忙しいと言い訳して、週末にも係わらず。わざわざ電車に乗って職場近くのお気に入りのスターバックスへ行くのだ。