2022.6.12 本棚を見れば分かる

「類は類を呼ぶ」という言葉があるが、その人のことを知りたければ、その人の友達を見るとよい。

 同じように、本棚も、その人のことを知るに役立つ。どのような本が並んでいるかで、その人の関心や趣味嗜好、立場などが分かる。例えば、釣りに関する本が多ければ、その人が釣り好な人であることは容易に想像がつく。経営者やスポーツ選手の成功談、リーダー論に関する本が多ければ、その人は何かプロジェクトや人を束ねる立場の人であろう。逆に自己啓発や心の癒しに関する本が多ければ、その人は何か悩みを抱えており、本を通じて、それの解決を求めているのかもしれない。……本棚は、持ち主の人となりを体現する。

 そういう観点で、自分の本棚をあらためて眺めてみた。そこに並ぶ本は、大きく分けると、次のカテゴリーに分類することができる。

①海外のスパイ小説

②スパイに関するノンフィクション

③書評、文学論、本に関するエッセー

④海外のミステリ小説

⑤歴史小説

⑥落語に関する本

⑦その他(ごく一部の日本文学や海外文学、軍事や自衛隊に関する本など)

 ①②はスパイ小説をホームページで紹介している筆者として当然のことであろう。書評を書くので、③についてもよく読む。スパイ小説の延長線上で④も好きだが、筆者の好みは謎解きものよりもサスペンスものの方である。中高年の男性なら、⑤を一冊も読んだことがないという人はいないだろう。落語は、スパイ小説やミステリ小説を読むこと以外のもう一つの筆者の趣味なので、⑥に関する本も並ぶ。⑦に関して、いわゆる古典や名作といわれる作品は、時代や場所を越えて読者の心を深く突き動かすので、人生の残り時間を考えると、今後は新刊の小説よりも、読みこぼしている名作を読んでいきたい。軍事や自衛隊に関する本は、筆者が若い頃の一時期、海上自衛隊にいたこともあって、関心がある。

 このような筆者の本棚であるが、読者はあることに気づかないだろうか。会社勤めをしている男性(昨今は男性だけに限らないが)なら当然、読んでいるビジネス書の類が、仕事上、必要に迫られたものを除いて、殆どないのである。元々、ビジネスで成功することや出世することに関心が薄かったこともあるが、多くのサラリーマンがお酒によって会社での嫌のことを忘れようとするのと同じように、筆者は小説を読むことによって、しばし現実を忘れることを求めていた。だから、わざわざお金を払ってまでビジネス書の類を買い求めることはなかったのだ。読むのは、おのずと、現実の日本のビジネスシーンとは縁遠い海外のスパイ小説やミステリ小説だったのである。

 以上が我が本棚から読み取れる筆者の趣味嗜好や人となりであるが、果たして、読者はこんな筆者とお近づきになりたいと思うであろうか。

2022.5.29 映画を早送りで観る人たち

『映画を早送りで観る人たち』(稲田豊史著 光文社新書)が話題になっている。

 Z世代(1990年後半から2000年代に生まれた世代)と言われる若者たちの間では、映画などの動画を早送りで観ることがカルチャーになっているしい。

 SNSなどで友人たちとの話題についていくためには、広く浅く知っておくことが必要である。お金と時間に余裕のない彼らにとって、2時間の映画をゆっくり観ているのは、まどろっこしい。てっとり早く、あらすじさえ分かればよいのだ。

 また、情報過多によってストレスに晒されている彼らにとって、映画や本によって感情を乱されることも避けたいところ。作品をじっくり味わえば、感情が動かされる。だから、あらすじだけ知れば十分というわけだ。それと同じ理由で、彼らの好む作品は、心に圧し掛かってくるようヘビーなものではなく、何ら煩わされることのない、軽い読み物が中心なのだ。

 上記に述べたようなことを、先日、テレビの情報番組でゲスト出演していた著者や、本書の書評(2022年5月28日付、朝日新聞の読書欄に掲載されていた宮地ゆうの書評)で説明していた。

 しかし、「なるほど」という思いはしない。小説を通じて、主人公に降りかかる悲喜こもごもを追体験し、それによって心を揺さぶられ、読後も深く心に刻まれる作品を常々読みたい、また、それが小説を読む醍醐味だと思っている昭和生まれの筆者にとって、〝映画を早送りで観る人たち〟の感覚は、やはり理解しがたい。

2022.5.6 『星守る犬』から想うこと

 2009年の大ヒットしたコミック、村上たかしの『星守る犬』を小説化した原田マハの『小説 星守る犬』(双葉文庫)を読んだ。

 主人公は、小学生の女の子、「みくちゃん」によって拾われた飼い犬の〝ハッピー〟。みくちゃんが成長して素行が悪くなった頃、病を患って仕事を失い、妻に離婚を切りだされ、家族と住む家も失った「おとうさん」が、自分の元に唯一残ったハッピーと共に車で旅に出て、死ぬまでのさまを、ハッピーの視点で描いた作品。

 「ダ・ヴィンチ ブック・オブ・ザ・イヤー2009」の「泣ける本ランキング」と「読者が選ぶプラチナ本」の2部門で共に第1位に輝いた、日本中が涙したという感動コミックである。2011年には映画化され、西田敏行がお父さん役で主演していた。

 作品の中で、こんな場面かある。「さんぽしていると、おとうさんは、家にいるときよりもずっとおしゃべりだった。家を出てからいつも、川辺にたどりつくまで、川辺についたらいつもの土手に座って、川を眺めて、ああだこうだ、ぼくを相手に、いろんなことをおしゃべりしていた。」(原田マハ)

 「おとうさん」に限らず、人は愛犬を前にすると気が緩むのか、人前では決して話さないことまで、何でも話してしまう。その中には秘密の情報もあるだろう…。スパイ小説好の筆者は、そこではたと思いついた。もし、密かにVIPの愛犬に盗聴マイクを仕掛ければ、VIPの独り言から機密情報を知ることができるかもしれない…。

 実際、冷静時代、CIAは犬ではなく猫を使って、それを試みようとしていた。作戦名は「アコースティック・キティ」。猫の体内に盗聴器を仕掛け、ソ連の諜報部員が密会に利用する公園にその猫がうろつかせれば、彼らに気づかれることなく情報収集できると大真面目に考えた。猫は空腹になると任務場所から離れてしまうので、空腹を感じなくする手術まで施したのだが、猫は公園近くの道路でタクシーに轢かれてしまい、作戦は失敗に終わる。人間はなんと残酷で馬鹿なことを考えるものだろうか。

〝星守る犬〟とは、「犬が星を見続けている姿から、手に入らないものを求める人のことを表す」意味らしい。大国間で繰り広げられる果てしなき情報戦の根源にあるのは戦争である。この世の中から戦争がなくなることを希求するのは、〝星守る犬〟なのだろうか。

2022.4.29 創元推理文庫のジャンルマーク

 40代以上の本(特にミステリ)好きの方なら覚えておられると思うが、かつて創元推理文庫の背表紙には、ジャンル毎に次のようなマークが記されていた。

*探偵の横顔マーク→本格推理小説

*拳銃マーク→ハードボイルド、警察小説

*猫マーク→サスペンス・スリラー、スパイ小説

*時計の文字盤マーク→法廷、倒叙もの

*帆船マーク→怪奇・冒険もの

 同文庫創刊時の1959年から、このジャンル・マークで作品が分類されていたのだが、1991年に廃止されている。

 1950~60年代の文庫本は、創元推理文庫に限らず、どの本もカバーなど付いておらず、半透明のパラフィン紙が巻き付けられていた。従て、外観はどれも本の地肌色である薄茶色。腰のハカマに題名と著者名が記されていたのだが、そんなとき、ジャンルが一目でわかるこのマークが役立たった。70年代になると、カバーが付くようになるが、現在のような派手なものではなく、白地を基調とした抽象的なデザインだったので、依然として、このマークが役立った。ところが、現在のように文庫本のカバーが具象的になり、また作品も多様化すると、従来のジャンル・マークによるカテゴライズが適しなくなったようだ。現在、創元推理文庫の背表紙は色によって、次のように分類されている。

*ピンク→女性作家

*茶色→英国作家

*緑色→本格ミステリ、ユーモアなど

*青色→警察小説、ハードボイルド、冒険小説など

*黄色→日本人作家のミステリ

*灰色→ファンタジイ、ホラー

*藤色→創元SF文庫

 しかしながら、筆者にはミステリの一般的な分類に則した、かつてのジャンル・マークの方がしっくりする。本を探すとき、本格推理小説が好きな人なら、探偵の横顔マークが付いた中から、また、ハードボイルドが好きな人なら、拳銃マークの中から等々、その人の嗜好に合った作品群が一目で分かったからだ。だから、今も、筆者は、古書店や古本市で創元推理文庫が並んでいるのを見ると、真っ先に、猫マーク付いた作品から手に取っている。

2022.4.10 運命的な出会いにご用心

 春は出会いと別れの季節。今年も、入学と卒業、人事異動など、いろいろな場面で、胸をときめかせたり、涙を流したりする人がいるだろう。

 ところで、〝出会い〟に関して、スパイはターゲットにした人物を取り込もうとする場合、相手の生い立ち、家族、出身学校、交友関係、趣味など、あらゆることを下調べ(プロファイリング)し、さも偶然、自分も同じであるかのように装って接触してくる。

 人は自分と同じような価値観や共通点を持つ人物を好む傾向(「共通項・類似性の原理」)にある。特に男女の場合、「運命の糸で結ばれた相手かもしれない」と思いがち。そして、この〝運命〟をより一層印象付けるのが〝偶然の出会い〟である。

 心理学者のユングが提唱した概念の一つに「シンクロニシティ」(日本語では「共時性」と訳されている)というものがある。これは「複数の出来事が非因果的に意味的関連を呈して同時に起きる現象」のこと。たとえば、花瓶が割れたという現象と、その持ち主が亡くなったという現象に因果関係はないが、人はそれに関連を持たせようとする。特に男女の場合、同じ色の服を着て来たとか、こちらが電話しようと思っていた矢先にタイミングよく相手から電話がかかってきたときなど、それらは単に小さな偶然にすぎないのだが、それが重なると、相手を〝運命の人〟と感じるようだ。

 元CIA分析官のカレン・クリーヴランドが著したスパイ小説、『要秘匿』(2018年 ハヤカワNV文庫)では、そんな運命の出会いが描かれている。

2022.3.27 スパイ小説における敵役

 スパイ小説における敵役といえば、何といっても旧ソビエトのKGB。極めて狡猾に相手陣営内に潜入し、また裏切り者に対して執拗で苛烈を極める様は、まさに冷戦時代を象徴する敵役である。

 KGBが敵役の横綱なら、大関はナチスであろう。第二次世界大戦時を舞台にしたスパイ小説の敵役として、ナチスは定番だ。ナチスのスパイが登場する小説の面白さは、主人公であるイギリス人やアメリカ人と、敵役のドイツ人が同じような外見や文化を有していることである。スパイ(小説)にとって重要なことは、誰がスパイであるか分からないこと。味方と敵が似ている=同格(力関係だけでなく、見かけや文化も含めて)であるからこそ、そこにゲーム的な面白さが生じるのだ。

 1970年代になると、ウォーターゲート事件をはじめ、これまでベールに包まれていたCIAの陰謀が次々と明るみになり、主人公の所属する組織(CIA)も敵役として描かれるようになった。

 ポスト冷戦時代は、KGBという好敵手が舞台から去ったため、スパイ小説作家たちは新たな敵役を求め、たとえば、ジョン・ル・カレは『ナイト・マネージャー』(93年)や『ナイロビの蜂』(2000年)で、政府と癒着したグローバル企業を敵役として描かいた。

 そして、2001年に9.11同時多発テロが起こる。それを契機として、イスムラム過激派が敵役として描かれるようになった。しかしがら、イスムラ過激派を敵役とした作品はそれほど多くない。上に述べたように、敵と味方の見分けがつかないところがスパイ小説の面白さの肝であるので、欧米人と容姿や文化が異なる彼らよりも、KGBやナチスが敵役になっているスパイ小説の方が面白さでは勝るのである。

 さて、ここにきてロシアがウクライナ侵攻した。戦車やミサイルによる武力攻撃だけでなく、ゼレンスキー大統領の偽動画を流したり、西側諸国の企業へサイバー攻撃を仕掛けるなど、様々な情報戦術も繰り出している。この戦争を引き起こしたプーチンが元KGB将校たったことを思い起こせば、それも、むべなるかなである。

 今回のウクライナ侵攻を通じて、世界の国民は「やはりロシアは怖い」という印象を持ったはずだ。その結果、ロシアのスパイが再びスパイ小説の敵役の主役として復活してくるに違いない。

2022.3.6 ウクライナ侵攻をめぐる情報戦

 2月24日にロシアがウクライナへ侵攻して10日あまり。連日、新聞やテレビはこのニュースを大見出しで報じているが、その中にアメリカとロシア、両国による情報戦も見え隠れしている。

 その一つは、ロシアによる侵攻が始まる前、アメリカがCIAの入手した情報を元に、ロシアがウクライナ侵攻の意図を持っていることを世間に公表したことである。普通、こうしたことは相手国に自国の情報機関の手の内を晒すことになるので、公表されることはない。しかし、今回、アメリカが敢えてそれを行ったのは、ロシアの正確な軍事動静を把握していることを相手に知らせ、行動を思い留まらせようとしたからである。しかし、その後の展開を見れば、さすがのCIAも、歯止めが利かなくなった独裁者(プーチン)の心の内までは読み解くことはできなかったようである。

 二つ目は、ウクライナに住むロシア系住民がウクライナ軍よって殺害されているというデマ情報をロシアが流していることだ。これは、侵略国が昔から用いてきた常套手段である。かつて、ナチスドイツはズデーテン地方(ドイツと国境を接するチェコ領内の地方都市)に住むドイツ系住民がチェコスロバキアから圧制を受けているという言いがかりをつけて、チェコスロバキアへ侵攻している。

 三つ目は、プーチンが最終的に侵攻に踏み切ったのは、侵攻してもアメリカが、かつてのように軍隊を派遣してくることはないという確信を得たからであろう。それは、プーチンがアメリカ政府の考えや行動を把握していたことに他ならない。と言うことは、ホワイトハウスやペンタゴン内部―それもかなり上層部にロシアのスパイが潜入していることを物語る。アメリカ国内で暗躍するロシアのスパイの数は、冷戦時代より増えているという。

2022.2.20 情報の信憑性を左右するもの

 現在、公開中の「オペレーション・ミンスミート 」という映画を観ました。

 これは、第二次世界大戦最中の1943年、連合軍がシチリア島へ反攻するのを秘匿するため、イギリスが実際に行った欺瞞作戦(「ミンスミート作戦」)を描いた映画です。

 イギリス海軍情報部は、病院から取り寄せた死体をイギリス海兵隊のマーチン少佐に仕立て上げ、連合軍の反攻予定地をギリシャだと思わせる偽物の作戦計画について触れた手紙を携行させて、スペインの沿岸に漂着するように沖合へ投棄しました。水死体を検分したスペイン当局から、手紙に書いてある作戦計画のことが友好国のドイツへ知らされ、ベルリンはギリシャが連合軍の上陸地点だと信じ込んだのです。

 この作戦が成功した要因は、マーチン少佐を実在の人物だと思わせる徹底した工作ぶりであることは間違いないのですが、それだけではなく、ドイツ側の事情に由るところも大きかったのです。

 映画では、そこまで詳しく取り上げていませんでしたが、映画の原作となった『ナチを欺いた死体―英国の奇策・ミンスミート作戦の真実』(ベン・マッキンタイアー著/小林朋則訳 中公文庫)によれば、ドイツ国防軍情報部の現地担当責任者が功を焦っていたこと、現地から寄せられた情報を最終評価し、ヒトラーへ進言する最高司令部の情報担当指揮官が、密かにドイツの敗戦を願っていたこと、一度、敵の上陸地点がギリシャだと決定づけられると、後からそれを疑う情報が出てきても、都合よく撥ねつけられた、というのです。

 さすがのイギリス海軍情報部も、「嘘を真実だと無意識に思いたがる、〝希望的観測〟」(本書)という人間心理までは計算に入れていなかったようです。

 情報の信憑性は、正に本書が言うように、「その情報が持っている本来の価値よりも、その情報を誰が見つけ、誰が報告するかに左右される」のです。

2022.2.6 文庫本のカバー

 昨今、書店に平積みされている文庫本の新刊を見て感じるのは、アニメ調のイラスト・カバー(ジャケット)を付けた作品が増えていることです。学生時代に読んだ名作の改版(例えば、角川文庫のシャーロック・ホームズ・シリーズや、新潮文庫の『赤と黒』など)ですら、こうした流れにあります。

 私にとって文庫本は、それまで読んできた挿絵入りの児童書と違って、活字だけの地味な体裁(私が学生時代の頃、文庫本のカバーは殆どが抽象的な図柄でシンプルなものだった)の大人の本でした。しかしながら、そうした外面に反して中身は、めくるめくような冒険の世界が描かれているのです。(中学生の頃、父親の書棚にあった創元推理文庫の江戸川乱歩編『世界推理短編傑作集』を読んだ時の驚きは、今でも鮮明に覚えています)このギャップが文庫本の魅力ではないでしょうか。

 昨今のラノベ風カバーの潮流は、本を読まなくなったと言われている若い世代を狙った出版社のマーケティング戦略でしょうが、果たして効果があるのでしょうか? せっかくの名作も却ってチープな印象を与えるような気がするのですが…。

 小説を読む楽しさは、文字情報を頭の中で映像に変換して、その世界を疑似体験することです。主人公の容姿は読者一人一人のイマジネーションによって異なるものです。主人公がイケメンや美少女に描かれたアニメ調のカバー付だと、それに引っ張られてしまう恐れがあります。読者のイマジネーション力を涵養するためにも、文庫本のカバーは、読者に先入観を与えないシンプルなデザインであってほしいと思うのですが、皆さまは、如何お考えでしょうか。

2022.1.16 インフルエンサー

 先週、二つの新聞記事に目が留まりました。

 一つは、香港の「自由」のシンボルだった蘋果日報(ひんかにっぽう)の敏腕記者へ中国政府の情報機関関係者が接触してきて、中国本土で暮らす彼の家族の身柄のことを暗にほのめかせて、「『蘋果日報』の記者たちの名前、電話番号、趣味、好きな食べ物・飲み物を教えろ」と迫ってきたという記事です。(1月13日付、産経新聞)

 もう一つは、ロンドン市内の女性弁護士が、中国共産党の統一戦線工作部と連携して、多額の献金をもとに英国の有力な下院議員らに近づき、中国共産党を支持する言動の強要や、人権問題の批判の封じ込めを謀っていると、МI5(英情報局保安部)が警告しているという記事です。(1月15日付、朝日新聞)

 新聞記者と政治家、共に自らの発する情報や言動が大衆に対して大きな影響力を持つインフルエンサーです。情報機関はそこに目を付け、自国が有利に運ぶようインフルエンサーを通じて情報操作を行おうとします。

 しかしながら、昨今の大衆、特に若者は新聞やテレビではなく、インターネットを通じて情報収集する傾向にあります。アクセス数の多いサイトや再生回数が多いYouTubeは、若者に絶大な影響力を持っています。当然ながら、情報機関もそれに気づいているはずで、今後は人気サイトの管理人やユーチューバーに対して情報機関が接触してくるかもしれません。

 本サイト「スパイ小説の世界」も、情報機関が接触してくるほど(?)、アクセス数か増えればよいのですが…。